行政書士の平井です。
法律を学習していく中で、様々な学説が登場して参ります。
この学説をどのように捉えていくか、これが学問としての法律の勉強法です。
学説を考えるにあたり、まずは広い目でとらえていくことがおすすめです。
いきなり細かいところを見るのではなく、「A説とB説の一番大きな違い」から考
えていくのです。
このようにしていくと、特徴がより見えてくると同時に、論点が明確になってい
きます。
また、一長一短がそれぞれの学説にあれば、それを補う「折衷説」というものも
出てきます。
この場合も、いきなり折衷説を見るのではなく、おおもとの学説を考えてみま
しょう。
どのような問題点があり、折衷説にいきついたのか。
このあたりを考えていくと、なかなか面白い思考を体験できます。
私は実務家ですし、宅建試験や行政書士試験は基本的に学説の理解は必要ありま
せん。
ですが私、学説を考えるのがすごく好きなんですよ!
民法の時効学説なんて、考え出すと平気で2時間くらい経ってしまっています
(笑)。
論理遊び、などと言ってしまうと教授の方々に怒られてしまいそうですが、
論理をたどっていくのはなかなか面白いですよ。
論理力、どんどん鍛えていきましょう。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――